Samsung Galaxy Sがワンセグに対応する可能性は…
- 2010年07月01日
- Android関連
Samsung Galaxy Sファミリーが世界中で続々と発表され、一部地域では発売も開始されている。
そして、発売が迫るにつれて、認証機関も続々と通過している。
Samsung Galaxy S(Galaxy Sは長いので以下、GS)は基本モデルであるGT-I9000以外に、GT-I9000B, GT-I9000L, GT-I9000M, GT-I9000T, SGH-I897, SGH-T959, SHW-M110Sといった型番が確認されている。
因みに、基本モデルであるGT-I9000は欧州を中心に発売されており、GT-I9000Bはブラジル向けで型番の末尾がBrazilのBとなっており、GT-I9000Lは南米向けで型番の末尾がLatin AmericaのLとなっており、GT-I9000Tは豪州のキャリアであるTelstra向けで型番の末尾がTelstraのTとなっている。
SGH-I897は米国のAT&T向けで曲線が強調されて基本モデルとは全く異なるデザインで、SGH-T959は米国のT-Mobile向けで、SHW-M110Sは韓国のSK Telecom向けとなっている。
SGH-I897はSamsung Captivate、SGH-T959はSamsung Vibrantという名称が与えられており、共にフロント部のキーが4つとなっている。
GT-I9000Mについては詳細を把握しておらず不明である。
他に型番は不明であるが、米国のVerizon Wireless向けにCDMA2000に対応したGS同等モデルのSamsung Fascinateが、米国のSprint Nextel向けにWiMAXネットワークにも対応したGS同等モデルであるSamsung Epic 4Gが、米国のUS Cellularと日本のNTTdocomo向けにGS同等品が投入されることが判明している。
Samsung Epic 4Gは横スライド式で物理的なQWERTYキーボードを搭載しており、他のGSファミリーとは少し違った感じの端末である。
世界の100以上のキャリアから発売する予定だそうで、全て把握することは出来なさそうだね…
まぁ、これだけ多くのGS同等品が世界で発売されているわけだが、投入地域によってローカライズもされている。
モバイルネットワークの周波数を各地域で使用されている周波数に対応させるのは当然のこと。
GSは世界で展開する端末としては珍しく、地上デジタル放送に対応したモデルもある。
韓国のSK Telecom向けのGSであるSHW-M110Sは韓国で採用されている地上デジタル放送T-DMBに対応している。
製造メーカーであるSAMSUNGは韓国メーカーで、SAMSUNGにしてみれば韓国市場は国内市場なわけで特別に地上デジタル放送に対応させてもおかしくないかもしれない。
ところが、どうやらGSには韓国向け以外の端末でも地上デジタル放送に対応したモデルがあるようだ。
それは、GT-I9000B。
先述の通り、ブラジル向けのGSである。
このGT-I9000Bは2010/06/23付けでBluetooth認証を通過したばかりである。
Bluetooth認証のページには「The I9000B is a full touch ISDB-DTV phone with reinforced features. 」と記載されている。
GT-I9000BはISDB-DTV機能を付加したフルタッチ端末ということである。
ISDB-DTVという規格は、地上デジタル放送の規格で、当然ながらGT-I9000Bが投入されるブラジルでも採用されている。
SAMSUNGはブラジル向けにはブラジルの地上デジタル放送に対応したGSを投入するということになりそうだ。
ISDB-DTVという規格だが、ブラジルのみで採用されているわけではない。
何と、日本で採用されている地上デジタル放送の規格もブラジルと同じくISDB-DTVである。
ブラジルと日本の地上デジタル放送の規格が同じなのは、結構有名であるとは思う。
過去に、SoftBankから発売されたワンセグ対応端末であるSoftBank 820SCがブラジル向けにSGH-V820Lとして発売された例もある。
当然ながら、SGH-V820Lはブラジルでの地上デジタル放送に対応している。
この逆パターンとして、ブラジル向けでISDB-DTVに対応した端末が日本向けにもワンセグ対応端末として出てくる可能性もないとは言えない。
自分自身、日本で出るGSにワンセグなんて考えたこともなかったが、日本が採用している地上デジタル放送と同じ規格であるISDB-DTVに対応したGSがブラジル向けに出るということなので、日本向けにはサプライズでワンセグに対応してくるということもあるかもしれない。
日本向けのGSはNTTdocomoから発売されることが明らかにされている。
どれだけローカライズしてくるのか楽しみにしておきたい。
個人的には、デザインを米AT&T向けのSamsung Captivateと同じのにしてもらいたいなぁと思ったり…
・SAMSUNG mob!le Korea(SHW-M110S) ←T-DMB対応であることが確認できる。
http://kr.samsungmobile.com/product/anycall/product/overview.do?pdModel=SHW-M110S&pdGroup=100001
・Bluetooth認証(Samsung GT-I9000B) ←ISDB-DTV対応であることが確認できる。
https://www.bluetooth.org/tpg/EPL_Detail.cfm?ProductID=13179
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。