日本の各キャリアの2022夏モデル、ミリ波5Gは9機種のスマホが対応
- 2022年05月14日
- 携帯電話総合
日本の携帯電話事業者各社が2022年夏に発売するミリ波(mmWave)の第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンの機種数が判明した。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は競争ルールの検証に関するWG(第30回)における配布資料を公表しており、米国(アメリカ)のQualcommの日本法人であるQualcomm Japanが提出した資料に情報が掲載されている。
NTT DOCOMO、KDDI、SoftBank Corp.が2022年夏モデルとして発売するスマートフォンのうち、ミリ波の周波数の5Gに対応した機種数はOSにAndroidを採用したスマートフォンが9機種、OSにiOSを採用したスマートフォンが0機種となっている。
そのため、NTT DOCOMO、KDDI、SoftBank Corp.の2022年夏モデルのスマートフォンとしては合計で9機種がミリ波の5Gに対応することが分かる。
なお、機種数は型番ごとに計算しているため、同等のスマートフォンでも販売元の携帯電話事業者ごとに型番が異なる場合はそれぞれ異なる機種の扱いとなる。
製品名は一般向けに開示していないが、すでに携帯電話事業者各社が2022年夏向けに発表したスマートフォンのうち、ミリ波の5Gに対応したスマートフォンはすでに9機種を確認できる。
NTT DOCOMOが発表した韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のGalaxy S22 SC-51CおよびGalaxy S22 Ultra SC-52C、SHARP製のAQUOS R7 SH-52C、Sony製のXperia 1 IV SO-51C、KDDIが発表したSamsung Electronics製のGalaxy S22 SCG13およびGalaxy S22 Ultra SCG14、Sony製のXperia 1 IV SOG06、SoftBank Corp.が発表したSHARP製のAQUOS R7 (A202SH)およびSony製のXperia 1 IV (A201SO)の9機種がミリ波の5Gに対応する。
したがって、2022年夏モデルのミリ波の5Gに対応した9機種のスマートフォンは全機種が発表されたと考えて問題ないと思われる。
5Gの無線方式としてはNR方式を採用し、一般的には準ミリ波とミリ波を含めたFR2の周波数範囲で定義されたNR Bandをミリ波の5Gと呼称している。
日本ではFR2の周波数範囲は28GHz帯を5G向けに割当しており、NR BandはFR2のn257である。
2022年夏に発売するミリ波の5Gに対応した9機種のスマートフォンはすべてn257に対応していることになる。
スポンサーリンク