ソフトバンクが2021年度通期の業績を発表
- 2022年05月17日
- SoftBank-総合
SoftBank Corp.は2021年度(2022年3月期)通期の業績を発表した。
2022年3月31日に終了した12か月間となる2021年度通期の連結売上高は前年同期比9.3%増の5兆6,906億600万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は前年同期比5.3%増の5,175億1,700万円となった。
業績の発表に伴い2022年3月31日時点の事業データも公表している。
モバイルサービスの累計契約数は前年同期比4.7%増の4,950万9,000件である。
累計契約数のうち主要回線が3,856万9,000件、通信モジュールなどが1,060万3,000件、PHSが33万7,000件となった。
また、主要回線のうちスマートフォンが2,758万件、おうちのでんわが60万7,000件となっている。
2021年度通期の主要回線の総合ARPUは前年同期比5.1%減の4,070円、主要回線の解約率は前年同期比0.17ポイント増の1.10%、端末出荷台数は前年同期比3.1%減の921万6,000台である。
モバイルサービスの各事業データにはSoftBank Corp.が移動体通信事業者(MNO)として展開するSoftBank、Y!mobile、LINEMOに加えて、仮想移動体通信事業者(MVNO)として展開するLINE MOBILEが含まれる。
Y!mobileはSoftBank Corp.と連結子会社のWILLCOM OKINAWA (ウィルコム沖縄)、すでに新規加入の受け付けを終了したLINE MOBILEは連結子会社のLINE MOBILE Corporationが展開してきた。
しかし、2022年3月1日にSoftBank Corp.を存続会社、LINE MOBILE Corporationを消滅会社とする吸収合併を実行し、さらに2022年4月1日にはSoftBank Corp.を存続会社、WILLCOM OKINAWAを消滅会社とする吸収合併を実行した。
そのため、LINE MOBILE CorporationおよびWILLCOM OKINAWAの権利義務の全部はSoftBank Corp.が承継している。
2021年度通期には第5世代移動通信システム(5G)の強化にも取り組み、2021年10月1日には日本の携帯電話事業者としては初めて5Gの無線方式であるNR方式でスタンドアローン(SA)構成を導入することになった。
2022年3月末には5Gの人口カバー率が90%に到達した。
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