旧Etisalat Groupのe&、英Vodafone Groupに追加出資
- 2022年12月15日
- 海外携帯電話
アラブ首長国連邦(UAE)のEmirates Telecommunications Group Companyは英国(イギリス)のVodacom Groupの株式を追加で取得したと発表した。
これまでに、Emirates Telecommunications Group Companyは完全子会社で英領ケイマン諸島のAtlas 2022 Holsingsを通じてVodafone Groupの株式の約9.8%を保有していた。
追加で株式を取得したことで、Vodafone Groupに対する持分比率は約11.0%となった。
Emirates Telecommunications Group Companyはアラブ首長国連邦国有の国際的な電気通信事業者である。
アラブ首長国連邦政府は首長国投資庁(Emirates Investment Authority:EIA)を通じてEmirates Telecommunications Group Companyの株式の60%を保有している。
そのため、Vodafone Groupに対するアラブ首長国連邦政府の持分比率は約6.6%となる。
Emirates Telecommunications Group Companyはアラブ首長国連邦の連邦首都でアラブ首長国連邦を構成するアブダビ首長国の首都を兼ねるアブダビ市に本社が所在する。
グループの通称をEtisalat Groupとして展開してきたが、2022年2月23日よりe&に変更した。
Vodafone Groupの筆頭株主で、国際市場で存在感を高める目的でVodafone Groupに資本参加することになった。
次世代の通信技術を含めた研究開発、技術的応用、共同調達などでVodafone Groupと連携を図る。
Vodafone Groupの取締役会や経営陣の支配もしくは影響力の確保は求めていない。
Emirates Telecommunications Group CompanyおよびVodafone Groupはともに子会社や関連会社を通じて世界各地で携帯通信事業を展開する。
Emirates Telecommunications Group Companyは中東を含むアジアやアフリカに参入しており、Vodafone Groupは欧州(ヨーロッパ)やアフリカを中心とするが、中東を含むアジアや大洋州(オセアニア)にも参入している。
エジプトではEmirates Telecommunications Group CompanyとVodafone Groupの両社が携帯通信事業を行う。
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