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楽天モバイルが東北地方で順次高速化、日本全国で4Gを20MHz幅に



Rakuten Mobile (楽天モバイル)は東北地方で第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を順次高速化することが分かった。

LTE方式の帯域幅を5MHz幅から20MHz幅に順次拡張して通信速度を順次高速化する。

Rakuten Mobileは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の東北総合通信局より東北総合通信局管内を対象区域とする1.7GHz帯の周波数を使用したLTE方式の基地局の包括免許を2019年9月4日付けで受領した。

包括免許の最初の有効期間は2022年9月30日であるため、2022年10月1日付けで再免許を受けている。

当初より運用できる帯域幅は5MHz幅に限られていたが、2022年12月中旬までに包括免許の変更の認定を受けており、同一の包括免許に基づき20MHz幅で運用することが可能となった。

総務省の電波利用ホームページで2022年12月20日までに反映された情報を基準にすると、Rakuten Mobileは東北総合通信局管内で包括免許に基づき4,275局のLTE方式の基地局を開設しており、すべて5MHz幅で運用してきたことになる。

271局のLTE方式の基地局は個別免許を取得して20MHz幅で運用しているが、包括免許の変更の認定に伴い4,275局でも個別免許を取得することなく20MHz幅で運用できる。

包括免許の変更の認定前は20MHz幅で運用するLTE方式の基地局は約6%にとどまるが、残りの約94%は5MHz幅から20MHz幅に拡張できるため、東北地方でも広範に通信速度を高速化する見込みである。

通信速度の理論値は下りの4×4 MIMOおよび256QAM、上りの256QAMに対応した携帯端末で5MHz幅の場合に下り最大100Mbps/上り最大25Mbps程度となるが、20MHz幅の場合は約4倍の下り最大400Mbps/上り最大102Mbpsとなる。

なお、東北総合通信局は青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県を管轄する。

Rakuten Mobileは東北総合通信局以外の総合通信局および沖縄総合通信事務所管内では包括免許に基づき20MHz幅でLTE方式の基地局を運用できるため、日本全国で20MHz幅に拡張できることになった。

総務省

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