タイのAISが2022年通期の業績を発表、AWNの5G加入件数が判明
- 2023年02月14日
- 海外携帯電話
タイのAdvanced Info Service (AIS)は2022年通期の業績を発表した。
2022年12月31日に終了した12か月間となる2022年通期の連結売上高は前年同期比2.3%増の1,854億8,500万タイバーツ(約7,247億5,055万円)、所有者に帰属する当期純利益は前年同期比3.4%減の260億1,100万タイバーツ(約1,016億4,247万円)となった。
業績の発表に伴い事業別の売上高も公表している。
携帯通信サービスは前年同期比0.5%減の1,166億9,600万タイバーツ(約4,560億973万円)で、全体の62.9%と過半を占めた。
そのため、業績報告の事業区分を基準に携帯通信サービスがAdvanced Info Serviceにとって最大の事業となっている。
携帯通信サービスは連結子会社でタイの移動体通信事業者(MNO)であるAdvanced Wireless Network (AWN)が事業会社となる。
Advanced Wireless Networkに対するAdvanced Info Serviceの持分比率は99.99%である。
2022年12月31日時点のAdvanced Wireless Networkの事業データも公表している。
携帯通信サービスの加入件数は前年同期比4.5%増の4,610万件となった。
携帯通信サービスの加入件数のうちポストペイド回線は1,260万件で27.3%、プリペイド回線は3,350万件で72.7%を占める。
第5世代移動通信システム(5G)の加入件数は680万件で、全体の14.8%に相当する。
2022年12月31日までの5Gの加入件数の目標は500万件に設定していたため、目標を達成したことになる。
5Gの基地局はタイ全土で26,000か所に開設している。
5Gの人口カバー率は首都・バンコク都(クルンテープ都)で99%、東部経済回廊(EEC)で96%、タイ全土で85%となった。
Advanced Wireless Networkはタイで最初に5Gを導入しており、2020年3月2日に5Gを商用化した。
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