スペインのOrange EspagneがSA構成を商用化、5G+として展開
- 2023年02月16日
- 海外携帯電話
フランスの移動体通信事業者(MNO)であるOrangeの完全子会社でスペインの移動体通信事業者であるOrange Espagneは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でスタンドアローン(SA)構成を商用化した。
Orange Espagneは2020年9月7日に5Gを商用化しており、当初より無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成で運用してきた。
2023年2月13日からはSA構成も商用で導入している。
SA構成に準拠した携帯通信サービスは5G+として展開する。
スペインの首都でマドリード州の州都・マドリード市、カタルーニャ州の州都・バルセロナ市、バレンシア州の州都・バレンシア市、アンダルシア州の州都・セビリア市が最初の5G+の提供エリアとなる。
5G+は複数のスマートフォンで利用できる。
2023年2月13日時点では韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S22、Samsung Galaxy S22+、Samsung Galaxy S22 Ultra、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi 12、Xiaomi 12 Pro、Xiaomi 12Tが5G+に対応している。
詳細な機種までは案内していないが、5G+に対応した機種は順次追加する予定である。
SA構成ではコアネットワークとして5G向けの5GCを使用することになる。
5GCはスウェーデンのEricsson、フィンランドのNokia Solutions and Networks、米国(アメリカ)のOracle Corporationから供給を受けている。
Orangeは海外領土の一部を含めたフランスで移動体通信事業者として携帯通信事業を行うほか、子会社もしくは関連会社を通じて欧州(ヨーロッパ)、中東、アフリカ、カリブ地域および南米(南アメリカ)でも移動体通信事業者として携帯通信事業を展開している。
OrangeのグループではOrange Espagneが初めてSA構成を商用化したという。
スペインでも初めてSA構成を商用化した移動体通信事業者となった。
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