米国T-Mobile USAが2024年4月2日に2Gを終了
- 2023年02月20日
- 海外携帯電話
米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAは2024年4月2日をもって第2世代移動通信システム(2G)の提供を終了すると発表した。
T-Mobile USAは2Gを終了する計画は発表していたが、詳細な日程は改めて発表すると案内していた。
2Gの終了に関して情報を更新しており、2024年4月2日をもって2Gを終了することになった。
2Gの無線方式はGSM方式で、周波数は1.9GHz帯で維持している。
GSM方式で使用する1.9GHz帯はGSM方式の停波が完了後に第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式もしくは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式に転用する計画である。
T-Mobile USAの2Gは米国の移動体通信事業者として存在したVoiceStream Wireless Corporationの時代に導入しており、ハワイ州の州都・ホノルル市郡で1996年2月29日に商用化した。
T-Mobile USAはVoiceStream Wireless Corporationの時代から約28年1か月にわたり2Gを運用して終了する予定である。
米国全土で携帯通信事業を行う移動体通信事業者としてはAT&T MobilityもGSM方式を導入していた。
AT&T Mobilityは2017年1月1日をもってGSM方式を終了しており、停波も完了している。
そのため、T-Mobile USAがGSM方式を終了後は米国の主要な移動体通信事業者は全社がGSM方式を終了することになる。
T-Mobile USAは第3世代移動通信システム(3G)の無線方式であるW-CDMA方式は2022年7月1日をもって終了したため、2Gの終了後は4Gおよび5Gの提供を継続する。
なお、T-Mobile USAが完全子会社化した米国の移動体通信事業者として存在したSprintは2022年6月30日にLTE方式の終了をもって携帯通信事業を終了しており、携帯通信事業はT-Mobile USAに集約した。
T-Mobile USAの4Gおよび5Gの整備に集中する計画である。
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