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コソボで5G周波数を割当、ローカル5Gも検討



コソボの政府機関で電気通信分野などの規制を司る電子郵便通信規制局(Regulatory Authority of Electronic and Postal Communications)は第5世代移動通信システム(5G)向け周波数を割当した。

5G向け周波数はコソボの移動体通信事業者(MNO)でValaとして携帯通信事業を行うTelekom i Kosoves、コソボの移動体通信事業者であるIPKO Telecommunications、コソボの研究機関であるNext Gen Networks Instituteが割当を受けた。

対象の周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の800MHz帯および3.5GHz帯で、周波数範囲も公表している。

Telekom i Kosovesは800MHz帯で811~821MHzおよび852~862MHz、3.5GHz帯で3510~3610MHzである。

IPKO Telecommunicationsは800MHz帯で791~821MHzおよび832~842MHz、3.5GHz帯で3410~3510MHzとなる。

Next Gen Networks Instituteは800MHz帯の割当は受けておらず、3.5GHz帯で3710~3800MHzとなっている。

2社の移動体通信事業者は800MHz帯の10MHz幅*2と3.5GHz帯の100MHz幅の割当を受けたことになる。

商用の携帯通信事業で5Gを導入するために5G向け周波数を活用する予定である。

Next Gen Networks Instituteは地域に限定した私用の5Gの展開を支援するために3.5GHz帯の900MHz幅の割当を受けており、携帯通信事業に参入する計画はない。

研究機関として日本のローカル5Gに相当する小規模な5Gの展開に向けて研究開発を行う。

なお、コソボではミリ波(mmWave)の周波数は割当していない。

3者とも5Gの無線方式はNR方式の採用が確実となっている。

NR Bandは800MHz帯がFR1のn20、3.5GHz帯がFR1のn78となる見込みである。

コソボの移動体通信事業者は5Gを導入していないが、5G向け周波数の割当に伴い5Gの導入に向けて準備を進めることになる。

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