豪州のTelstra、豪州およびクリスマス島で携帯通信事業の事業会社を変更
- 2023年02月21日
- 海外携帯電話
豪州(オーストラリア)のTelstra Groupは豪州および豪領クリスマス島で移動体通信事業者(MNO)として行う携帯通信事業の事業会社を変更したことが分かった。
Telstra Groupは2023年1月1日を効力発生日として豪州およびクリスマス島で携帯通信事業の事業会社を変更している。
2022年12月31日まではTelstra Corporationが事業会社として機能していたが、2023年1月1日以降はTelstraが事業会社となっている。
正式な商号はTelstra CorporationがTelstra Corporation Limitedで、TelstraがTelstra Limitedとなる。
Telstra CorporationとTelstraは異なる法人であるため、それぞれ豪州事業番号(ABN)の割当を受けており、携帯通信事業は移管したことになる。
携帯通信事業の事業会社の変更は組織構造の再編に伴う変更である。
Telstra Corporationは持株会社および事業会社として機能していたが、組織構造の再編でTelstra Groupを持株会社の親会社として新設しており、Telstra Corporationは事業会社として集中するほか、Telstra Corporationを分割会社とする会社分割の方法で一部の事業を複数の事業会社に分割することになった。
Telstra Corporationは引き続きパッシブな通信設備を所有および運用するが、豪州およびクリスマス島のアクティブな通信設備の所有および運用、個人顧客および法人顧客に対する携帯通信サービスの提供はTelstraが承継した。
TelstraはTelstra Corporationが通信網の設計および建設に関する事業を行うためにNetwork Design and Constructionとして設立された。
当初は外部顧客からの受注を想定して新会社として設立したが、外部顧客の需要が限定的で、異なる法人が運営することは商業的に賢明ではないと判断したため、2003年7月1日までに通信網の設計および建設に関する事業はTelstra Corporationに移管していた。
Network Design and Constructionは法人格を維持して休眠状態としていたが、Telstra Corporationから携帯通信事業を承継する会社として活用することになった。
組織構造の再編は2023年1月1日に完了している。
そのため、2023年1月1日より携帯通信事業の事業会社はTelstraとなった。
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