タイのTrue Corporationが最後の業績発表、最終赤字に
- 2023年02月24日
- 海外携帯電話
タイのTrue Corporationは2022年通期の業績を発表した。
2022年12月31日に終了した12か月間となる2022年通期の連結売上高は前年同期比6.0%減の1,350億7,600万タイバーツ(約5,273億2,766万円)、所有者に帰属する当期純損失は前年同期比1,180.5%増の182億8,500万タイバーツ(約712億5,333万円)である。
2022年通期は最終赤字を記録したことになる。
業績の発表に伴い事業別の業績も公表している。
携帯通信サービスの2022年通期の売上高は前年同期比0.6%減の792億9,400万タイバーツ(約3,094億5,287万円)である。
True Corporationの業績報告の事業区分を基準としてTrue Corporationにとって携帯通信サービスが最大の事業となる。
携帯通信サービスを含めた携帯通信事業は連結子会社を通じて展開している。
True Corporationの連結子会社でタイの移動体通信事業者(MNO)であるTrue Move H Universal Communicationが主力の事業会社で、移動体通信事業者として行う携帯通信事業の免許人となっている。
True Move H Universal Communicationに対するTrue Corporationの持分比率は99.99%となる。
2022年12月31日時点の事業データも公表した。
携帯通信サービスの加入件数は3,380万件となった。
ポストペイド回線は1,170万件で34.6%、プリペイド回線は2,210万件で65.4%を占めている。
True CorporationはタイのTotal Access Communicationと合併することが決定している。
すべての必要な承認を取得しており、2023年3月に合併を完了する計画である。
合併の効力の発生に伴いTrue CorporationおよびTotal Access Communicationは法人格が消滅するため、True Corporationにとっては2022年通期が最後の業績発表となった。
合併に伴い設立する新会社の社名は合併前のTrue Corporationと同じくTrue Corporationとなる。
タイの携帯通信分野では最大規模のグループとなる予定である。
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