JEMSが民事再生、日本国内でスマホ製造
- 2023年05月31日
- 携帯電話総合
Japan E. M. Solutions (JEMS)は2023年5月30日付けで東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行ったことを発表した。
申立ては2023年5月30日付けで受理されたという。
JEMSはEndeavour UnitedからEndeavour Unitedを含めた3社によってFCNTが開発する携帯端末の製造および修理を除いたJEMSの事業を承継および支援する意向表明を受けたという。
事業の承継による再生のために民事再生手続開始の申立てを行うことになった。
事業譲渡契約の締結などを速やかに進めたうえで、2023年7月末頃には承継対象事業を譲渡する予定である。
FCNTが開発する携帯端末の製造および修理に関しては継続に向けて関係者と協議を重ねたが、事業継続が困難な状況であるため、原則として2023年5月30日以降に速やかに事業を停止する。
JEMSおよびFCNTはいずれもREINOWA Holdingsの完全子会社となっている。
REINOWA HoldingsおよびFCNTも2023年5月30日付けで東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行った。
JEMSはFUJITSU (富士通)の完全子会社として存在したFUJITSU PERIPHERALS (富士通周辺機)から携帯端末事業を承継しており、日本国内でスマートフォンなどの携帯端末を製造してきた。
携帯端末の製造を行う工場は兵庫県加東市に所在する。
JEMSの工場で製造した携帯端末を展開する携帯端末メーカーは日本製を強調することも少なくなかった。
なお、JEMSに携帯端末事業を譲渡したFUJITSU PERIPHERALSは2020年9月末をもってパソコンの修理事業も譲渡したため、2020年9月末までにすべての事業を終了した。
2020年10月31日をもって解散している。
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