東京ビッグサイトでローカル5Gを整備へ
- 2023年07月26日
- Local 5G
Big Sight Services Corporationはローカル5Gの基地局の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運営する電波利用ホームページを参照すると、2023年7月20日付けで10局の無線局免許を取得したことを確認できる。
いずれも無線局の種別は基地局で、無線局の目的は電気通信業務用である。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の4.7GHz帯であるが、5局は4600~4700MHz、5局は4700~4800MHz幅で運用する。
10曲とも総務省がローカル5Gに割当した周波数を使用するため、ローカル5Gの基地局の無線局免許と分かる。
ローカル5Gでは無線方式としてNR方式を導入することになる。
NR BandはFR1のn79で、技術的には4600~4700MHzの搬送波と4700~4800MHzの搬送波でキャリアアグリゲーション(CA)も実装できる。
無線局の設置場所は東京都江東区となっている。
Big Sight Services Corporationは東京ビッグサイトの愛称で親しまれる東京国際展示場を運営するTokyo Big Sight Inc. (株式会社東京ビッグサイト)の完全子会社で、東京国際展示場で開催する催事を支える広範な業務を担当する。
東京国際展示場は東京都江東区に所在するため、順当に東京国際展示場でローカル5Gを整備する計画と考えられる。
インターネット用通信回線の提供もBig Sight Services Corporationが担当するため、同社が免許人としてローカル5Gの基地局の無線局免許を取得したと思われる。
総務省は4.7GHz帯では4600~4900MHzをローカル5Gに割当しており、4800~4900MHzは屋内外で使用できるが、4600~4800MHzは屋内限定で使用できる。
ローカル5Gは東京国際展示場の屋内で整備することになると考えられる。
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