中国電信、衛星通信対応の5Gスマホを発売へ
- 2023年09月04日
- Android関連
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)は衛星通信および第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンを子会社を通じて発売することが分かった。
中国のTianyi Telecom Terminals (天翼電信終端)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「TYH831T」が2023年9月1日付けで中国強制認証(China Compulsory Certification:CCC)を通過した。
機器名称は5G数字移動電話機および衛星移動終端であるため、5Gの携帯電話と衛星電話の両方の機能を備えると考えられる。
実際には衛星電話を含めた衛星通信および5Gに対応したスマートフォンとなる見込みである。
申請者はTianyi Telecom Terminalsで、China Telecomの完全子会社となっている。
製造は中国のWeige Technologies (Nanjing) (微格科技(南京))が所有する工場で行う。
TYH831Tは未発表端末の型番である。
China Telecomの子会社がChina Telecomのオリジナルのスマートフォンとして展開すると思われる。
なお、Tianyi Telecom TerminalsはChina Telecomの端末事業と小売事業を管轄している。
事実上のChina Telecomの端末部門と小売部門となっている。
これまでに、China Telecomのオリジナルのスマートフォンとして複数の機種を製品化したが、いずれも基本的にはTianyi Telecom Terminalsがメーカーの扱いで、各種認証でも申請者として機能する。
近年に製品化したChina Telecomのオリジナルのスマートフォンは中国のHuawei Device (華為終端)が設計を担当している。
Huawei Deviceは衛星通信に対応したスマートフォンや5Gに対応したスマートフォンを製品化した実績もある。
そのため、衛星通信および5Gに対応したChina Telecomのオリジナルのスマートフォンの設計も担当すると思われる。
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