バーレーンのZain Bahrainが3Gを終了
- 2023年10月22日
- 海外携帯電話
クウェートの移動体通信事業者(MNO)でZainとして携帯通信事業を行うMobile Telecommunications Companyの子会社でバーレーンの移動体通信事業者であるZain Bahrainは第3世代移動通信システム(3G)を終了した。
Zain Bahrainは2023年10月3日までに3Gを終了したという。
3Gの終了に伴い3Gの周波数は第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)で活用する計画で、4Gおよび5Gの通信速度やカバレッジの向上を実現すると説明している。
中東および北アフリカを含めたMENA地域では複数の移動体通信事業者が3Gの終了を計画しているが、MENA地域では最初に3Gを終了した移動体通信事業者となった。
3Gの終了後も第2世代移動通信システム(2G)は継続する。
なお、3Gの無線方式はW-CDMA方式を採用していた。
Zain BahrainはMobile Telecommunications Companyの子会社である。
Mobile Telecommunications Companyによる持分比率は65.11%となっている。
2003年12月28日に2Gおよび3Gを同時に商用化してバーレーンで第2の移動体通信事業者として新規参入した。
中東およびアフリカを含めたMEA地域で最初の3Gは4日の遅れで逃したが、MEA地域では早期に3Gを導入した移動体通信事業者となった。
3Gのエリアは当初の3か所から2005年中旬にはバーレーン全土に拡大したが、2013年4月18日には4G、2020年6月29日には5Gを導入して3Gの需要が低下したため、3Gを終了することになった。
基地局を構成する通信設備は4GまでフィンランドのNokia Solutions and Networksを採用していたが、通信設備の更新に伴いスウェーデンのEricssonに変更した。
そのため、5Gの通信設備は最初からEricssonである。
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