ASUS傘下のAskey、米Verizon向けにWi-Fi 7対応の5Gルータを開発

Tweet

台湾のAskey Computer Corporation (亜旭電脳)製のNR/LTE端末「ASK-NCM1100」が2024年1月2日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission：FCC)の認証を通過した。

FCC IDはH8N-ASK-NCM1100である。

携帯通信網はNR (FR1, FDD) n2/n5/n66, nR 8FR1, TDD) n48/n77, LTE (FDD) B2/B5/B13/B66, LTE (TDD) B41で認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/beに対応しており、周波数は2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯を利用できる。

ASK-NCM1100は未発表端末の型番である。

連邦通信委員会の認証では製品名は5G NR Sub 6 WiFi 7 Router、ブランド名はVerizonと記載している。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式およびWi-Fi 7に対応した無線LANルータとなることが分かる。

NR方式はサブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心として定義されたFR1のNR Bandを利用できる。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成で動作する。

無線LANは米国のWi-Fi AllianceがWi-Fi 7として展開するIEEE 802.11beにも対応している。

米国の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして携帯通信事業を行うCellco Partnership向けに開発を進めていることも分かる。

製造はベトナム国内の工場で行う。

なお、Askey Computer Corporationは台湾のASUSTeK COMPUTER (華碩電脳)の完全子会社である。

連邦通信委員会