米ハワイ州のMobiがGSMA加盟、5GでMNOとして再参入へ
- 2024年01月14日
- 海外携帯電話
米国(アメリカ)のMobiは携帯電話の業界団体であるGSM Association (GSMA)に加盟したことが分かった。
GSM Associationは公式ウェブサイトに会員の一覧を掲載しており、MobiはOperator Memberの資格でGSM Associationに加盟したことを確認できる。
Operator Memberは無線方式にGSM方式もしくはGSM方式の発展方式を採用して移動体通信事業者として携帯通信事業を行う者が加盟の資格を有する。
Mobiは仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信事業を行うが、移動体通信事業者として再参入する計画がある。
そのため、Operator Memberの資格でGSM Associationに加盟することが認められた。
Mobiは米国のハワイ州の州都・ホノルル市郡に所在する会社である。
2004年にCoral Wirelessとして設立しており、Coral WirelessからMobiPCS、Mobiと2度にわたり社名を変更している。
2005年に移動体通信事業者として第3世代移動通信システム(3G)のCDMA2000方式で携帯通信サービスを商用化して携帯通信事業に参入した。
2015年には米国の移動体通信事業者でVerizon Wirelessとして携帯通信事業を行うCellco Partnershipに通信設備や周波数を売却しており、Cellco Partnershipの携帯通信網を利用した仮想移動体通信事業者として携帯通信事業を継続することになった。
しかし、第5世代移動通信システム(5G)では再び移動体通信事業者として携帯通信網を構築する。
市民ブロードバンド無線サービス(Citizens Broadband Radio Service:CBRS)の周波数である3.6GHz帯で5GのNR方式を導入することが決定している。
NR BandはFR1のn48として運用することになる。
Mobiは移動体通信事業者として再参入することになった。
5Gはハワイ州に限定して展開する計画である。
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