中国のMeizu、伝統的スマホの開発を中止
- 2024年02月20日
- Android関連
中国のMeizu Technology (珠海市魅族科技)は伝統的なスマートフォンの開発を終了すると発表した。
伝統的なスマートフォンの開発を中止して人工知能(AI)にすべての経営資源を割当することを決定したという。
新たな経営計画に基づきFlyme OSを再構築するとともに、新たなAI端末の開発および新たなAIエコシステムを構築すると表明している。
2024年には最初のAI端末を製品化する計画で、2025年にはAI端末の普及に努め、2026年には中国におけるAI端末の市場占有率で1位となる目標を掲げている。
伝統的なスマートフォンの開発は終了すると明確化したが、スマートフォンの開発を完全に終了するとまでは明言していない。
AI端末の詳細を公表していないため、AI端末のラインナップでAIを搭載したスマートフォンを製品化することは排除していないとも解釈できる。
なお、伝統的なスマートフォンの新機種としてはMEIZU 21 PRO、MEIZU 22、MEIZU 23の製品化を計画していたが、いずれも中止したことは明確化しているため、Meizu Technologyにとって伝統的なスマートフォンはMEIZU 21が最後の機種となった。
Meizu Technologyによるとスマートフォンの買い替えサイクルが長期化しており、技術革新でも成長の余地は限られた、ハードウェアのアップグレードは競争が続いているが、消費者の需要の多様化に伴い消費者の需要を全面的に満たすことは困難という。
そのため、新たな持続可能な発展方向を模索する必要があると判断してAIに経営資源を集中することになった。
2年間の組織再編、経営資源の最適化、製品や関連技術の十分な予備研究を通じて完全なハードウェアとソフトウェアの研究開発能力を確保したため、完全にAI分野へ移行できると説明している。
既存のスマートフォンのハードウェアとソフトウェアのサポートは継続する。
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