米T-Mobile USA、2Gの停波を延期
- 2024年04月02日
- 海外携帯電話
米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAは第2世代移動通信システム(2G)の停波を延期したことが分かった。
T-Mobile USAは2023年2月に2Gを2024年4月2日に停波する計画を公表していた。
しかし、2Gの停波を延期しており、2024年4月2日以降も当面は2Gの提供を継続することになった。
インバウンドローミングや少数の2G契約の加入者のために2Gを維持する必要があると判断したため、2Gの停波を延期するとともに、2Gの提供を継続することで決定した。
延期後の2Gを停波する日程は決定していない。
2Gを停波する日程は正確な日付を設定した場合に案内するという。
2Gの停波は延期したが、一部の地域では2Gのエリアやキャパシティが縮小することを付け加えている。
なお、2Gのエリアやキャパシティが縮小する地域では2Gで利用する周波数を第4世代移動通信システム(4G)もしくは第5世代移動通信システム(5G)に転用する。
2Gの無線方式としてはGSM方式を採用しており、周波数は1.9GHz帯で維持している。
これまでに、T-Mobile USAは第3世代移動通信システム(3G)の提供を終了しており、2022年7月1日に3Gを停波した。
米国の海外領土を除く米国全土で携帯通信事業を行う移動体通信事業者としてはT-Mobile USAが2Gを継続する唯一の移動体通信事業者となっている。
スポンサーリンク