台湾の遠傳電信、3Gの停波を開始
- 2024年04月23日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者(MNO)であるFar EasTone Telecommunications (遠傳電信:FET)は第3世代移動通信システム(3G)の停波を開始したと発表した。
2024年4月22日より利用が少ない3Gの基地局やカバレッジが重複する3Gの基地局から停波を開始したという。
地球の日(アースデイ)である4月22日に合わせて3Gの停波を開始しており、基地局の稼働に係る消費電力を効果的に節約して地球の永続に全力を尽くすと強調している。
地域ごとに3Gを停波する時期が異なり、2024年4月22日からは台北市、新北市、桃園市、台中市、台南市、高雄市、基隆市、新竹県、嘉義市、新竹県、苗栗県、彰化県、南投県、雲林県、嘉義県、屏東県、宜蘭県、台東県の一部で3Gの停波を進めている。
特に台北市および嘉義市では全部の区が3Gの停波を開始する対象となっている。
花蓮県、澎湖県、金門県、連江県では3Gの停波を開始していない。
3Gは2024年6月30日までに全面的に停波する予定である。
Far EasTone Telecommunicationsとしては3Gの停波が完了する2024年6月30日に3Gの提供を終了することになる。
2024年7月1日以降は第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)を提供する。
音声通話は4GのLTE方式で行うVoice over LTE (VolTE)で提供するため、VoLTEに対応した携帯端末を利用していない場合はVoLTEに対応した携帯端末に切り替えるよう求めている。
携帯端末のVoLTEの対応状況はFar EasTone Telecommunicationsの公式ウェブサイトや店舗で確認できる。
VoLTEに対応した携帯端末への切り替えを促進するために特定の条件を満たす場合は携帯端末の割引など特典を用意している。
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