AST SpaceMobile、AT&Tと最終的な商業契約を締結
- 2024年05月17日
- Rakuten-総合, 海外携帯電話
米国(アメリカ)のAST SpaceMobileは米国のAT&Tと宇宙ベースの無線接続契約を締結したと発表した。
AST SpaceMobileは完全子会社で米国のAST & Scienceを通じて、AT&Tは完全子会社で米国のAT&T Servicesを通じて最終的な商業契約として宇宙ベースの無線接続契約を締結したと案内している。
商業契約の締結前は覚書のもとで宇宙ベースの無線接続の試験など協力を重ねてきた。
宇宙ベースの無線接続の商用化に向けて最終的な商業契約を締結することになった。
契約期間は2030年12月31日までに設定されている。
しかし、いずれかの当事者が契約の終了を求めない限り2年間の自動更新の対象となる。
なお、AST SpaceMobileは持株会社で、AST & Scienceが事業会社として機能するため、契約の当事者はAST & Scienceとなっている。
宇宙ベースの無線接続はスペースモバイルのプロジェクトを意味する。
スペースモバイルのプロジェクトは低軌道衛星(LEO)で構築する携帯通信網と一般的な携帯端末の直接通信を実現するプロジェクトである。
地上の移動体通信事業者(MNO)が割当を受けた周波数で標準の携帯通信技術を運用するため、既存の一般的な携帯端末で利用できる。
日本ではRakuten Mobile (楽天モバイル)がAST SpaceMobileのスペースモバイルを導入する。
Rakuten Mobileは2026年中にスペースモバイルを商用化する計画を公表している。
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