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フィリピンのDITO、固定通信用途で5G RedCapを商用化



フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるDITO Telecommunity Corporationは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でRedCapを商用化した。

携帯通信網を利用した固定通信サービスであるDITO Home WOWFI向けにRedCapを導入することになった。

DITO Telecommunity Corporationによると家庭向けの固定通信サービスでRedCapを商用化した事例は世界初という。

RedCapの導入に伴い高速通信、手頃な料金、無制限の固定通信サービスを提供できると説明している。

RedCapはスタンドアローン(SA)構成で運用するNR方式をIoT向けに最適化した規格で、帯域幅や高度化技術を含む機能を抑制してコストや消費電力の低減を実現する。

DITO Telecommunity Corporationはサブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心として定義されたFR1のNR BandでRedCapを導入した。

ベースラインのNR方式と比較してFR1のNR Bandでは帯域幅が最大20MHz幅、通信速度は下り最大220Mbps/上り最大120Mbpsに制限される。

DITO Home WOWFIでは通信速度を最大100Mbpsに制御しているが、DITO Telecommunity Corporationとしては最大100Mbpsでも高速通信として扱っている。

DITO Telecommunity Corporationは中国のHuawei Technologies (華為技術)と協力してRedCapを商用化した。

対応機種は中国のZOWEE TECHNOLOGY (HEYUAN) (卓翼科技(河源))製の据置型無線LANルータであるH151-370を用意している。

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