家電量販店のノジマ、VAIOを買収へ
- 2024年11月11日
- その他モバイル端末
家電量販店を展開するNojima CorporationはVAIO CORPORATIONを買収すると発表した。
Nojima CorporationはVAIO CORPORATIONの株式の91.4%を保有するVJ Holdings 3 Corporationの全株式と直接的にVAIO CORPORATIONの株式の1.6%を取得してVAIO CORPORATIONを子会社化する計画である。
取引が完了後のVAIO CORPORATIONに対するNojima Corporationの持分比率は直接的と間接的の合計で約93%となる。
なお、VJ Holdings 3 Corporationの大株主と持分比率は日本産業第四号投資事業有限責任組合が28.5%、英領ケイマン諸島のShepherds Hill Fundが23.9%、英領ケイマン諸島のManaslu Fund IIが23.8%、英領ケイマン諸島のSonora Fund IIが23.7%となっている。
日本産業第四号投資事業有限責任組合、Shepherds Hill Fund、Manaslu Fund II、Sonora Fund IIはそれぞれが保有するVJ Holdings 3 Corporationの株式の全部をNojima Corporationに譲渡する。
そのため、取引が完了後のVJ Holdings 3 CorporationはNojima Corporationの完全子会社となる。
VAIO CORPORATIONの株式の1.6%はJIPキャピタル事業成長パラレル投資事業有限責任組合から取得することになる。
Sony Group Corporationは引き続きVAIO CORPORATIONの株式の4.7%を保有する見込みである。
Nojima Corporationは家電量販店運営事業を中心にキャリアショップ事業やインターネット事業なども展開する。
家電量販店はカンボジア、マレーシア、シンガポールにも進出している。
VAIO CORPORATIONはSony Group Corporationからパソコン事業を承継して2014年7月1日に事業を開始した。
過去にはスマートフォンとしてVAIO Phone Biz (VPB0511S/VPU051C11N)およびVAIO Phone A (VPA0511S/VPU051C12N)も製品化した。
なお、VAIO Phone (VA-10J)はVAIOの商標を利用するが、Japan Communications (日本通信)の製品であるため、VAIO CORPORATIONの製品ではないことに留意しておきたい。
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