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ドイツ最大手Deutsche TelekomがOpen RAN大規模展開、ベンダは富士通とノキアに



ドイツのDeutsche TelekomはOpen RANの大規模な展開に向けてベンダを選定した。

これまで、Deutsche Telekomは2023年12月からメクレンブルク・フォアポンメルン州のノイブランデンブルク市に限定して小規模ながらOpen RANを商用で展開しているが、Open RANを大規模に展開することになった。

2027年までに3,000局以上の基地局でOpen RANに対応した通信設備を配備する計画である。

通信設備の調達ではFujitsu (富士通)およびフィンランドのNokia Solutions and Networksと新たな契約を締結したという。

FujitsuおよびNokia Solutions and NetworksはOpen RANに対応した通信設備としてO-RANフロントホール仕様に準拠した無線装置を供給する。

なお、O-RANフロントホール仕様はOpen RANの仕様策定を推進する標準化団体でドイツに本部が所在するO-RAN ALLIANCEで策定したフロントホールインタフェースの標準仕様である。

初期にノイブランデンブルク市でOpen RANを展開するときも無線装置のベンダとしてFujitsuおよびNokia Solutions and Networksを選定したため、Open RANの本格化でも引き続きFujitsuおよびNokia Solutions and Networksと協力することになった。

Deutsche Telekomは完全子会社でドイツの移動体通信事業者(MNO)であるTelekom Deutschlandを通じて携帯通信事業を行う。

そのため、Telekom Deutschlandが事業会社としてOpen RANを大規模に展開することになる。

Telekom Deutschlandは加入件数を基準にドイツで最大の移動体通信事業者である。

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