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富士通が米大手AT&Tに5G無線装置を供給へ、新契約を締結



米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)であるAT&T Mobilityは商用のOpen RANの展開に向けてFujitsu (富士通)などと新しい契約を締結したことが分かった。

AT&T Mobilityはオープンでマルチベンダのプログラマブルな無線通信網を実現する目標の達成に向けてFujitsuおよび米国のMavenir Systemsと新しい契約を締結したと案内している。

FujitsuおよびMavenir SystemsはAT&T Mobility向けに混雑した都市部に特化した無線装置を開発しており、高トラヒックな都市部でパフォーマンスとカバレッジの向上に貢献するという。

混雑した都市部に特化した無線装置はFDDのミッドバンドもしくはTDDのCバンドに対応する。

FDDのミッドバンドに対応した無線装置はB25とB66のデュアルバンドに対応すると案内しているため、無線装置は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応することが分かる。

TDDのCバンドでは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を導入しているため、TDDのCバンドに対応した無線装置はNR方式に対応すると考えられる。

いずれもOpen RANに対応しており、既存の電柱などに設置できる。

これまでに、AT&T MobilityはOpen RANの展開でFujitsuおよびスウェーデンのEricssonと協業することを発表していたが、Fujitsuの詳細な役割は公表していなかった。

FujitsuはAT&T Mobilityに4Gおよび5Gの無線装置を供給することになる。

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