iPhone 14とiPhone 15、近くアップデートで3GPP衛星通信に対応へ
- 2024年12月25日
- Apple関連
米国(アメリカ)のAppleが発売したiPhone 14シリーズおよびiPhone 15シリーズのスマートフォンはサービスリンクに3rd Generation Partnership Project (3GPP)の標準仕様に準拠した無線方式を用いた衛星と携帯端末の直接通信に近く対応する見込みであることが分かった。
iPhone 14シリーズおよびiPhone 15シリーズのスマートフォンが2024年12月17日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を再通過しており、SCSの能力を追加すると記載されている。
ハードウェアの変更は行わず、ソフトウェアのアップデートを通じてSCSの能力を追加するという。
SCSはSupplemental Coverage from Spaceの略称である。
Supplemental Coverage from Spaceは宇宙から構築する補足のカバレッジを意味する。
米国のAST & Science、Lynk Global、SpaceXとして事業を行うSpace Exploration Technologies Corp.が展開する衛星と携帯端末の直接通信がSCSとなる。
サービスリンクは地上の移動体通信事業者(MNO)が使用する周波数で3GPPの標準仕様に準拠した無線方式を採用する。
そのため、ハードウェアの変更は不要で、ソフトウェアのアップデートを通じて対応できる。
iPhone 14シリーズ以降のiPhoneは衛星と携帯端末の直接通信に対応しているが、米国のGlobalstarが運用する独自規格であるため、新たに追加するSCSとは異なることに留意しておきたい。
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