楽天モバイルのプラチナバンド、商用化から半年経過も関東以外に基地局なし

Rakuten Mobile (楽天モバイル)はプラチナバンドとして展開する700MHz帯における携帯通信サービスを商用化してから半年以上が経過した。

700MHz帯では無線方式として第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入および運用する。

バンド番号はBand 28となる。

2024年6月27日にプラチナバンドで携帯通信サービスを商用化したため、プラチナバンドで携帯通信サービスを商用化してから半年以上が経過したが、プラチナバンドの基地局は関東地方に限られる模様である。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)が運営する電波利用ホームページで2025年1月9日までに反映された情報に基づくと、有効なプラチナバンドの基地局の無線局免許は1件の包括免許にとどまる。

包括免許の内容を確認すると、無線設備の設置場所とすることができる区域は総務省の関東総合通信局管内となっている。

Rakuten Mobileは関東地方に限りプラチナバンドの基地局を開設できる状況であることが分かる。

そのため、プラチナバンドで携帯通信サービスを商用化してから半年以上が経過しても関東地方以外ではプラチナバンドの基地局を開設していないことになる。

なお、2024年6月27日の時点で開設したプラチナバンドの基地局は1局であるが、その後に少なくとも3局を追加で開設したことが判明しており、いずれも設置場所は関東地方である。

最初の4局は個別免許を取得して開設したが、いずれも包括免許を取得後に個別免許から包括免許に移行した。

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