ベトナムの軍隊工業通信グループ、2025年は1万局以上の5G基地局を開設へ
- 2025年01月08日
- 海外携帯電話
ベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)は同社の支店で同国の移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupが2025年に10,000局以上の第5世代移動通信システム(5G)の基地局を開設する計画を公表した。
Viettel Groupはベトナムの首都・ハノイ市で軍事会議を行い、支店や子会社を通じた事業を含めて2024年の成果と2025年の計画を共有している。
Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupを通じて展開する携帯通信事業に関しては2024年にベトナムで初めて5Gを商用化しており、2025年には新たに約12,000局の5Gの基地局を開設する計画という。
5Gの基地局は2024年末時点で約6,500局を開設しているため、2025年末には約18,500局に達することになる。
5Gでは無線方式として5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入した。
基地局を構成する無線装置のベンダはViettel Groupの支店でベトナムのViettel High Technology Industries Corporation – Branch of Viettel Group、スウェーデンのEricsson、フィンランドのNokia Solutions and Networksである。
メインのベンダはEricssonで、無線装置の供給台数を基準として最も占有率が高いベンダとなっている。
基本的にはハノイ市を含む北部および中部ではEricsson、南部ではNokia Solutions and Networksの無線装置を展開しているが、一部の地域ではViettel High Technology Industries Corporation – Branch of Viettel Groupの無線装置の展開も開始している。
2024年にはViettel High Technology Industries Corporation – Branch of Viettel Groupの無線装置はハノイ市とハナム省の約300局で展開したが、5Gの基地局のわずか4.6%にとどまる。
2024年末時点では5%にも満たない低い水準であるが、2025年にはハノイ市とハナム省以外の4の中央直属市と57の省の全部でもViettel High Technology Industries Corporation – Branch of Viettel Groupの無線装置を展開する計画である。
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