中華電信、台湾ベンダのOpen RAN展開を支援
- 2025年01月21日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者(MNO)であるChunghwa Telecom (中華電信)は台湾のベンダによるOpen RANの展開を支援すると発表した。
Chunghwa Telecomは台湾のMicroelectronics Technology (台揚科技:MTI)とともに米国(アメリカ)の政府機関である商務省(Department of Commerce)の傘下機関である国家電気通信情報庁(National Telecommunications and Information Administration:NTIA)の第2回資金調達機会通知を通じて資金の確保に成功したと案内している。
第2回資金調達機会通知はOpen RANに対応した無線装置に投資するための資金調達プログラムとなる。
Chunghwa TelecomおよびMicroelectronics Technologyは約3,500万米ドル(約54億6,994万円)の資金調達に成功しており、Open RANに対応した無線装置に投資する。
Chunghwa Telecomの研究施設でMicroelectronics Technologyが開発した屋外向けの高出力なOpen RANに対応した無線装置を検証することが決定している。
Chunghwa Telecomはより多くの台湾のベンダに対して国際的な認知度の向上を支援するほか、海外で展開する前に研究施設で検証の機会を与えるという。
なお、Chunghwa Telecomは商用でOpen RANを採用していない。
Microelectronics TechnologyはOpen RANの国際展開でNEC Corporation (日本電気)とパートナーシップを締結している。
米国の移動体通信事業者であるDISH Wireless向けにOpen RANに対応した無線装置を供給した実績がある。
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