ASTが楽天モバイルと衛星直接通信の許可申請、プラチナバンドで3月15日から
- 2025年03月08日
- Rakuten-総合
米国(アメリカ)のAST SpaceMobileの完全子会社で同国のAST & Scienceは2025年3月7日付けで米国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る連邦通信委員会(Federal Communications Commission：FCC)に日本におけるSupplemental Coverage from Space (SCS)の特別臨時許可を申請した。
Supplemental Coverage from Spaceは携帯通信技術による衛星と携帯端末の直接通信を意味する。
AST & Scienceは特別臨時許可に基づき日本で携帯通信技術による衛星と携帯端末の直接通信を試験する計画である。
特別臨時許可の申請は2025年3月8日(日本標準時)時点で保留中となっている。
連邦通信委員会では試験の概要を公表している。
日本で協力する移動体通信事業者(MNO)はRakuten Mobile (楽天モバイル)となる。
周波数はRakuten Mobileが割当を受けた700MHz帯で、帯域幅は1.4MHz幅もしくは3MHz幅で運用する。
Rakuten Mobileがプラチナバンドとして展開する周波数で試験することになる。
試験のエリアは中心点の半径24kmとなっている。
中心点の所在地は福島県福島市土船明神前、福島市町庭坂、東京都小笠原村父島扇浦、島根県飯石郡飯南町であるため、日本国内の4か所で試験を進める。
携帯基地地球局は福島市土船明神前に所在する。
2025年3月15日から2025年9月15日まで試験する計画である。
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