ベトナム公安省傘下のMobiFoneが5Gを商用化、東南アジア初のn77に
- 2025年03月26日
- 海外携帯電話

ベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるMobiFone Corporationは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
MobiFone Corporationは2025年3月26日に商用で5Gの提供を開始している。
当初は主要都市が5Gのエリアとなる。
5Gの無線方式としてはNR方式を採用する。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成およびスタンドアローン(SA)構成で利用できる。
周波数範囲と帯域幅は3800~3900MHzの100MHz幅である。
NR BandはFR1のn77となる。
ベトナムを含む東南アジアの移動体通信事業者としては初めてn77を運用する事例となった。
基地局を構成する無線装置は中国のHuawei Technologies (華為技術)、スウェーデンのEricsson、フィンランドのNokia Solutions and Networksから調達している。
ベトナムの移動体通信事業者としては5Gでは初めてHuawei Technologiesの無線装置を採用した。
これまでに、ベトナムではMobiFone Corporationを含む3者の移動体通信事業者が5G向け周波数および5Gの免許を取得しており、MobiFone Corporationによる5Gの商用化に伴い3者とも5Gを商用化したことになる。
なお、MobiFone Corporationはベトナムの政府機関である公安省(Ministry of Public Security:MPS)が完全所有する国有の移動体通信事業者である。
スポンサーリンク