サウジアラビアのZain KSA、中東で初めて600MHz帯で5Gを導入
- 2025年07月03日
- 海外携帯電話

サウジアラビア(KSA)の移動体通信事業者(MNO)でZain KSAとして携帯通信事業を行うMobile Telecommunications Company Saudi Arabiaは600MHz帯の周波数で第5世代移動通信システム(5G)を導入したと発表した。
Mobile Telecommunications Company Saudi Arabiaは600MHz帯で5Gを商用展開する第一段階を開始したと案内している。
当初は限定的な商用展開で、本格的な商用展開は2025年第4四半期に開始する予定である。
2025年第4四半期にはサウジアラビアの首都でリヤド州の州都でもあるリヤド市およびマッカ州(メッカ州)のジッダ市で商用展開する。
リヤド市とジッダ市の次は両都市以外の主要都市や主要都市間の道路が商用展開の対象で、詳細な時期は開示していないが、2026年以降となる。
600MHz帯では5Gの無線方式としてNR方式を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成で運用している。
NR BandはFR1のn71である。
中東では複数の国で複数の移動体通信事業者が携帯通信向けに600MHz帯の割当を受けているが、商用で利用する事例はMobile Telecommunications Company Saudi Arabiaが初めてとなる。
Mobile Telecommunications Company Saudi Arabiaとしては600MHz帯で5Gを展開することで、5Gのエリアや活用の拡大を期待している。
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