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SprintとT-Mobile USが合弁会社を設立して600MHz帯の入札に参加か



米国の移動体通信事業者であるSoftBank傘下のSprintとT-Mobile USは合弁会社を設立して600MHz帯の入札に参加する可能性が浮上した。

600MHz帯は旧アナログTVで使用されていた周波数帯で、米国のFCCは2015年半ばに600MHz帯の周波数オークションを実施する。

SprintとT-Mobile USは保有帯域幅における1GHz未満の低周波数帯の割合が少なく、広いエリア展開に有利な低周波数帯の獲得に意欲的とされている。

また、SoftBank傘下のSprintはT-Mobile USと統合する計画も浮上している。

しかし、SprintとT-Mobile USの統合には米当局の承認が必要で、取引完了までは時間を要すると見られている。

SprintとT-Mobile USの統合には反対意見が米国内から出ており、統合には困難が待ち受けていることも容易に想像できる。

そのため、ひとまず合弁会社を設立して周波数を獲得しようとする意図があると考えられる。

仮に合弁会社が600MHz帯を獲得することができれば、SprintとT-Mobile USの統合が成功した場合には統合後の移動体通信事業者が使用することになり、統合に失敗すれば合弁会社の出資比率などを考慮してSprintとT-Mobile USに分配するものと思われる。

Bloomberg

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