ロシアのBeelineがウクライナのKyivstarから周波数を取得、クリミア半島で携帯電話サービスを提供へ

ロシアなどにおいてBeelineブランドで移動体通信事業を展開するロシアのVimpelComはウクライナの移動体通信事業者であるKyivstarからクリミア半島における周波数を取得したことが分かった。

クリミア半島はウクライナに属していたが、2014年クリミア危機でロシアに編入された。

ウクライナはクリミア半島がロシア編入後も自国領を主張しており、多くの国や地域の政府もロシアの編入を認めていない。

しかしながら、ロシアが実効支配しており、事実上のロシア領となっている。

そのため、ウクライナのKyivstarはクリミア半島で移動体通信サービスを提供することが困難となり、ロシアのVimpelComに周波数を渡すことになった。

なお、Kyivstarはクリミア半島で2番目に多くのシェアを保有していたという。

Kyivstarの親会社がVimpelComであることからも、VimpelComに事業を譲ることになったと思われる。

VimpelComはブランド名をロシアなどと同じくBeelineとし、Kyivstarが残した通信設備を利用してクリミア半島で移動体通信サービスを提供する予定という。

Beelineがクリミア半島で移動体通信サービスを開始するのは2015年になるとされている。

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