台湾の亞太電信が新ブランドとなるGt 4Gを発表、LTEのトライアルサービスを開始
- 2014年12月09日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者であるAsia Pacific Telecom Group(亞太電信)はLTE方式によるトライアルサービスの提供を開始すると発表した。
LTE方式によるサービスは新ブランドのGt 4Gとして展開する。
周波数はFDD-LTE 700(B28) MHzを使用しており、後からFDD-LTE 900(B8) MHzを追加する。
トライアルサービスを実施してから正式なサービスに移行する計画である。
台湾ではChunghwa Telecom(中華電信)、FarEasTone Telecommunications(遠傳電信)、Taiwan Mobile(台湾大哥大)、Taiwan Star Telecom(台湾之星電信)がLTE方式によるサービスを提供しており、Asia Pcific Telecom Groupは5社目である。
Asia Pacific Telecom GroupはAmbit Microsystems(國碁電子)を統合することが決まっており、実質的にLTE用の周波数を獲得したすべての移動体通信事業者がLTEサービスを提供することになる。
周波数オークションではAsia Pacific Telecom GroupはFDD-LTE 700(B28) MHzの10MHz幅のみを獲得し、Ambit MicrosystemsはFDD-LTE 700(B28) MHzの10MHz幅とFDD-LTE 900(B8) MHzの10MHz幅を獲得していたが、統合後のAsia Pacific Telecom GroupはLTE用の周波数で1GHz未満が合計30MHz幅となり、1GHz未満で保有可能な帯域幅は最大25MHz幅と台湾当局が定めた制限を上回るため、Ambit Microsystemsが獲得したFDD-LTE 700(B28) MHzの5MHz幅をTaiwan Mobileに売却することが決定している。
最終的に、統合後のAsia Pacific Telecom GroupはFDD-LTE 700(B28) MHzの15MHz幅とFDD-LTE 900(B28) MHzの10MHz幅で計25MHz幅をLTE方式のサービスに利用する。
なお、FDD-LTE 700(B28) MHzは15MHz幅を保有しているが、連続した帯域ではなく10MHz幅と5MHzに分離している。
LTE方式のサービスに対応した端末としては複数のスマートフォンが用意されている。
Asia Pacific Telecom GroupはAmbit Microsystemsを統合するだけではなく、通称Foxconnとして知られるHon Hai Technology(鴻海科技集団)の傘下となることも決定している。
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