米英の情報機関がSIMカード製造のジェムアルトの社内システムをハッキングか、ジェムアルトは調査に乗り出す
- 2015年02月22日
- 携帯電話総合
米国家安全保障局(NSA)と英国の政府通信本部(GCHQ)はIC大手であるオランダのジェムアルトの企業ネットワークをハッキングし、暗号化情報などを入手していたと海外メディアが報じている。
ジェムアルトはSIMカードを製造しており、米国家安全保障局や政府通信本部が暗号化情報を入手することで、世界中の数十億台の携帯電話の音声通話やデータ通信を監視することが可能な体制にしていたと伝えられている。
具体的な報道内容は、米国家安全保障局と政府通信本部が2010年4月に携帯電話の盗聴チームを発足させ、SIMカードを製造するジェムアルトの企業ネットワークに侵入し、ジェムアルト社員の電子メールから暗号化情報を入手したという。
この報道を受けて、ジェムアルトは公式声明を発表している。
公式声明を発表した時点では報道の内容は確認できておらず、調査に乗り出すことを明らかにしている。
ジェムアルトは年間約20億枚のSIMカードを製造しており、世界で日本を含む450もの事業者に使用されている。
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