カンボジアのSEATELがLTEサービスを準備中、100% LTEでVoLTEも導入へ
- 2015年03月18日
- 海外携帯電話
カンボジアの移動体通信事業者であるSouth East Asia Telecom(SEATEL)はLTEサービスの準備を行っていることを明らかにした。
LTEサービスの開始に先立ち、500人限定でLTEサービスの体験活動を実施する。
500人はSouth East Asia Telecom側が選ぶが、体験活動に参加するためには体験者側が100米ドル(約12,000円)を支払う必要がある。
体験者の選抜には数段階の選考過程が用意されており、申請の締め切りは2015年3月20日となっている。
LTEサービスは100% LTEとしており、LTEネットワークで音声通話を実現するVoLTEも提供することを明かしている。
South East Asia TelecomはシンガポールのSouth East Asia Telecomグループで、Excellブランドで展開するGT-TELLを買収してカンボジアの移動体通信事業に参入した。
GT-TELL時代はCDMA2000方式で展開してきたが、CDMA2000方式はGSM系の規格と比べて世界的にマイナーであり、特に低価格な端末が求められるカンボジア市場においては端末の調達面で苦しんでいた。
実際に、2014年12月にはカナダで2007年に販売されたスマートフォンの中古品をExcellの本社併設販売店で販売するような光景も見られた。
100% LTEとすることでCDMA2000方式に対応した端末を調達する必要がなく、端末調達を容易にする狙いがある。
South East Asia TelecomはLTEサービスの導入と同時にブランドをExcellからSEATELに変更する見通しで、100% LTEの開始とともにCDMA2000方式と決別する。
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