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LG U+が256QAMと3CC CAで下り390Mbpsとする試験を実施、早ければ2015年中に商用化



韓国の移動体通信事業者であるLG Uplus(LG U+)はLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを発展させた3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)と多値変調の256QAMを適用して下り最大390Mbpsとするデモンストレーションを公開した。

デモンストレーションには中国のHuawei Technologies(華為技術)の商用装置を利用している。

256QAMは従来の64QAMと比べて、1シンボルあたりに含まれる情報量が64QAMの6bitから256QAMの8bitに増大するため、帯域幅はそのままで通信速度を高速化できる。

通信速度は256QAMを適用することで30%も高速化し、20MHz幅の2.6GHz帯では従来の下り最大150Mbpsから下り最大195Mbpsに、10MHz幅の2.1GHz帯と850MHz帯ではそれぞれ従来の下り最大75Mbpsから下り最大97.5Mbpsに高速化されることをデモンストレーションを通じて確認したという。

また、3CC CAを適用することで下り最大300Mbpsから下り最大390Mbpsと大幅に通信速度が高速化するとのことである。

256QAMは早ければ2015年12月に商用化する計画であることを明らかにしている。

帯域幅を増やさずに高速化するため、これは5G技術の研究開発で必要となる周波数利用効率向上の一つであり、LG U+の研究開発レベルは世界でトップレベルの水準であることをまた証明したとアピールしている。

LG U+

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