ミャンマー軍傘下の携帯電話キャリアMECTelが値下げ、ミャンマー4社が値下げを実施
- 2015年08月22日
- 海外携帯電話
ミャンマー(ビルマ)の国防省が統括するミャンマー軍が運営しているMyanmar Economic Corporation (ミャンマー経済公社:MEC)はサービスブランドをMECTelとして展開する移動体通信サービスにおいて通話料の値下げを実施した。
これまでミャンマーの移動体通信事業者では首位のMyanma Posts and Telecommunications (ミャンマー国営郵便・電気通信事業体:MPT)、2位のTelenor Myanmar、3位のOoredoo Myanmarが値下げを実施して利用者の獲得を競っているが、ようやくMyanmar Economic Corporationも値下げしてすべての移動体通信事業者が値下げに踏み切ったことになる。
新たなプランのShwe Myinttarが値下げされたプランとなっており、通話料はMyanmar Economic Corporationの電話番号宛の通話が21ミャンマーチャット(約2.1円)/分、他社の電話番号宛の通話が22ミャンマーチャット(約2.2円)、データ通信は6ミャンマーチャット(約0.6円)/MBに改定された。
2015年8月21日より適用しているプランはMyanmar Economic Corporationの電話番号宛の通話が22ミャンマーチャット(約2.2円)/分、他社の電話番号宛の通話が23ミャンマーチャット(約2.3円)、データ通信は3ミャンマーチャット(約0.3円)/分であり、データ通信が1分単位から1MB単位に変更された以外は特に大きな値下げではない。
ただ、その前は通話料が50ミャンマーチャット(約5円)/分に設定されており、それに比べると半額以下の大幅な値下げとなる。
Shwe Myinttarを適用するためには、SMSで233宛にSMTと送信する必要がある。
Myanmar Economic CorporationはMyanma Posts and Telecommunicationsが保有する周波数を利用するものの、Myanmar Economic Corporationが独自に基地局を設置している。
通信方式はCDMA2000方式で2013年4月より移動体通信サービスを提供しており、利用者は約380万人程度とされている。
ミャンマーではすべての移動体通信事業者がSIMカードの販売価格を1,500ミャンマーチャット(約150円)に設定しているが、最初に1,500ミャンマーチャットで販売を開始した移動体通信事業者がMyanmar Economic Corporationである。
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