SIMカードに脆弱性、携帯電話乗っ取りの恐れ、7億5000万台に影響か
- 2013年07月23日
- 携帯電話総合
ドイツの暗号専門家がSIMカードに脆弱性を発見したことが分かった。
携帯電話の乗っ取りを可能にする脆弱性で、7億5000万台の携帯電話が影響を受ける可能性があるという。
この脆弱性はサイバー犯罪者がSIMカードの56桁のデジタルキーを取得して、端末に変更を加えられるようになるものと報じられている。
テキストメッセージでSIMカードにウイルスを送信し、盗聴や商品購入の他、端末所有者のなりすましが可能であること実験で確認したとのことだ。
脆弱性が発見されたのはIBMが1970年代に開発した暗号化手法であるDESとのことで、DESを強化したトリプルDESに移行している移動体通信事業者も多いが、依然としてDESを採用している場合も多く見られる。
米国のラスベガスで開催されるセキュリティー会議Black Hatで今回の件を発表する予定で、GSM Associationには報告済みと伝えられている。
・日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2201A_S3A720C1000000/?dg=1
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