バングラデシュ当局がセキュリティ上の理由でFacebookなどを一時遮断
- 2015年11月19日
- 海外携帯電話
バングラデシュの行政機関で電気通信事業などを管轄するBangladesh Telecommunication Regulatory Commission (BTRC)はFacebookなどのSNSを一時遮断していることが海外メディアの報道で分かった。
Bangladesh Telecommunication Regulatory Commissionはすべての移動体通信事業者やインターネット・サービス・プロバイダに対して、Facebook, Messenger, Viber, WhatsApp, LINE, Tangoへのアクセスを遮断するよう指示したと伝えられている。
アクセスの遮断はBangladesh Telecommunication Regulatory Commissionから再び通知を行うまでとしており、恒久的なものではなく一時的なものと考えられる。
各種SNSの遮断はセキュリティ上の理由としている。
バングラデシュの最高裁は1971年の独立戦争における人道に対する罪を問われているイスラム政党の幹部への判決を下しており、これがSNSで拡散されて一部イスラム過激派の暴徒化を防ぐために各種SNSへのアクセスを遮断したとの見方が強い。
また、バングラデシュでは実際にイスラム過激派の行動が目立つ傾向にあり、直近では世俗主義のブロガーが相次いで襲撃されて命を落とす事件が発生しており、これら一連の事件もSNSへのアクセスを遮断するに至った遠因となっている可能性が高い。
なお、これまでにもBangladesh Telecommunication Regulatory Commissionは一時的な各種SNSへのアクセス遮断を命じたことがある。
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