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台湾大哥大が2.6GHz帯の周波数オークションを辞退



台湾の移動体通信事業者であるTaiwan Mobile(台湾大哥大)は2.6GHz帯の周波数オークションから辞退した。

Taiwan Mobileが入札を棄権したことに伴い、台湾の行政機関で電気通信事業などを管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)はTaiwan Mobileの入札参加権を取り消した。

これにより、Taiwan Mobileは2.6GHz帯を取得することはなくなり、2.6GHz帯はChunghwa Telecom(中華電信)、Far Eastone Telecommunications(遠傳電信)、Asia Pacific Telecom(亞太電信)、Taiwan Star Telecom(台湾之星電信)で競うことになる。

Taiwan Mobileは入札を辞退した理由として、すでに十分な帯域幅を保有していることや入札額の高騰を挙げた。

LTE用の周波数としては35MHz幅*2を保有しており、今後3~5年間は十分な品質のサービスを提供可能と見込んでいる。

消費者への影響や運用コストなど企業および株主への影響などを総合的に考慮し、周波数オークションから辞退することになった。

国家通訊伝播委員会は2017年に2.1GHz帯や1.8GHz帯の再割当を実施する計画で、Taiwan Mobileは必要に応じて周波数の獲得に動く見通しである。

なお、Taiwan Mobileが周波数オークションを辞退したことで、提携関係にあるAsia Pacific Telecomとの統合や周波数共有などの予想も出ている。

Taiwan Mobile

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