韓国のKTが方針を変更して早ければ9月中にLTE-Advancedを開始へ
- 2013年08月24日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるKTは早ければ2013年9月中にLTE-Advancedの商用サービスを開始する可能性が浮上した。
KTはLTE 1800(B3) MHzとLTE 900(B8) MHzにおいてそれぞれ10MHz幅*2を使用してLTEサービスを開始しているが、LTE 900(B8) MHzはRFIDの干渉等の影響で速度が出ないとされていた。
実際に、KTは干渉のせいで速度が出ないことを示すメディア向け説明会も開催していたほどである。
そのため、KTがLTE-Advancedと同じ下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsのサービスが可能となるのは、周波数オークションで隣接する1.8GHzを獲得してからと見られていた。
仮に隣接する1.8GHz帯を獲得してLTE 1800(B3) MHzの20MHz幅*2でサービスが可能となっても、諸準備に時間を要するため早くても2014年1月頃に開始すると予測されていた。
しかし、人口が集中する首都ソウルでは900MHz帯の干渉が解決していると言われており、それに伴ってKTはLTE-Advancedを開始する見通しである。
既にKTはLTE-Advancedのサービスを提供する準備を整えており、早ければ2013年9月にサービスを開始することが可能となる。
韓国ではSK TelecomとLG U+の両方がLTE-Advancedの商用サービスを開始しており、KTだけが提供していない状況であった。
多少の速度低下が見られても、LTE-Advancedを開始する方がメリットあると判断し、方針を変更してLTE-Advancedを開始することにしたと思われる。
既にハードウェア的にはLTE-Advancedに対応したスマートフォンを投入しているので、KTがサービスを開始すると同時にそれらのスマートフォンでもLTE-Advancedが利用可能となる。
・media it
http://www.it.co.kr/news/mediaitNewsView.php?nSeq=2432937
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。