豪州の周波数オークションで4社に1.8GHz帯を割り当て、MVNOのTPG Internetも取得
- 2016年02月06日
- 海外携帯電話
豪州の行政機関で電気通信事業などを管轄するAustralian Communications and Media Authority (ACMA)は1.8GHz帯の周波数オークションの結果を公示した。
周波数オークションに参加したTelstra、Singtel Optus、Vodafone Hutchison Australia (VHA)、TPG Internetの4社が1.8GHz帯を取得した。
1.8GHz帯の周波数オークションは2015年9月11日に公示し、応札者の募集を開始しており、2015年10月1日に締め切った。
2015年11月9日には入札資格の適格審査を完了し、2015年11月30日に周波数オークションを開始して2016年2月4日に終了した。
各社とも取得した帯域幅は地域によって異なっており、落札額はSingtel Optusが1億9,600万豪ドル、Telstraが1億9,100万豪ドル、TPG Internetが8,800万豪ドル、Vodafone Hutchison Australiaが6,800万豪ドルとなる。
Telstra、Singtel Optus、Vodafone Hutchison Australiaは移動体通信事業者(MVNO)であるが、Vodafone Hutchison Australiaのネットワークを使用している仮想移動体通信事業者(MVNO)のTPG Internetも周波数を取得した。
TPG Internetは2.6GHz帯も取得しており、移動体通信事業者として2.6GHz帯と1.8GHz帯を自社で整備することになる。
仮想移動体通信事業者としては以前はSingtel Optusのネットワークを使用していたもののVodafone Hutchison Australiaのネットワークに切り替えており、またVodafone Hutchison Australiaの基地局整備を支援するなどVodafone Hutchison Australiaとの提携関係を強化している。
TPG Internetは移動体通信事業でVodafone Hutchison Australiaと協業して周波数を共有する可能性もある。
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