チリ当局、キャリアアグリゲーションを4.5Gと呼ばないよう勧告
- 2016年02月26日
- 海外携帯電話
チリの行政機関で電気通信事業などを管轄する交通通信省傘下機関でSUBTELの通称で知られる電気通信総局はLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)によるサービスを4.5Gと呼ばないようチリの移動体通信事業者に勧告した。
チリではLTE用の周波数としてEntel Telefonia、Claro Chile、Movistarブランドを展開するTelefonica Movil de Chileの3社が2.6GHz帯(Band 7)およびAPT700 FDDと呼ばれる700MHz帯(Band 28)、WOMがAWSと呼ばれる1.7GHz帯(Band 4)を保有しており、全社ともLTEサービスを商用化している。
この中でTelefonica Movil de Chileは2016年7月以降にキャリアアグリゲーションを導入する計画を明らかにしている。
電気通信総局はスペインのバルセロナで開催されたMobile World Congress 2016 (MWC)に参加し、会期中にバルセロナで実施した記者会見の中でTelefonica Movil de Chileの計画に触れている。
記者会見では“キャリアアグリゲーションの導入は素晴らしいことであるが、キャリアアグリゲーションを4.5Gと呼ぶことは相応しくない。”と勧告するとともに、4G+や4G Plusなどの呼称は認める方針を示した。
また、“ここスペインではキャリアアグリゲーションを商用化しているが、4.5Gとは呼ばずに4G+と呼んでいる。”と付け加えた。
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