カンボジアのSIMカード登録期限は3月22日に、延長の予定はなし
- 2016年03月20日
- 海外携帯電話
カンボジアの移動体通信事業者各社が実施しているSIMカード登録の期限は2016年3月22日となり、延長の予定はないことが分かった。
カンボジアの政府機関で電気通信事業などを管轄するTelecommunication Regulator Cambodia (TRC)はSIMカードの悪用などを防ぐためにSIMカード登録を義務化した。
SIMカードと個人情報を紐づけることでSIMカード登録を完了し、利用者が不明なSIMカードは失効となる予定である。
SIMカード登録の対象となる移動体通信事業者はqbブランドで展開するCambodia Advance Communications (CADCOMMS)、Cellcardブランドで展開するCamGSM、Smartブランドで展開するSmart Axiata、SEATELブランドで展開するSouth East Asia Telecom (Cambodia)、Metfoneブランドで展開するViettel (Cambodia)、CooTelブランドで展開するXinwei (Cambodia) Telecomの6社である。
各社は公式ウェブサイトなどを通じてSIMカード登録を完了させるよう呼びかけている。
なお、Xinwei (Cambodia) TelecomはSIMカードを採用していないが、回線付きで譲渡されたケースも考慮して回線と個人情報を紐づけるよう案内している。
また、Kingtelブランドで展開するKingtel CommunicationsはSIMカードを採用しているが、SIMカード登録の義務化以降にサービスを開始しており、Kingtel Communicationsの顧客はすべてSIMカード登録が完了していることになる。
SIMカード登録の義務化は2015年9月より開始しており、当初は2015年12月22日を締切期限としていたが、2016年3月22日に延長していた。
未登録のSIMカードが多いことを理由としてCamGSM、Smart Axiata、Viettel (Cambodia)はSIMカード登録の締切期限の再延長を求めているが、Telecommunication Regulator Cambodiaは延長しない方針を示しており、SIMカード登録は2016年3月22日で受け付けを終了することになる見通し。
Telecommunication Regulator Cambodiaは2016年3月22日より後は未登録のSIMカードを利用不可とするよう移動体通信事業者各社に指示しており、指示に従わない移動体通信事業者には厳格な罰則を設けることを明らかにしている。
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