ロシアのMTSがFDDとTDDを組み合わせたキャリアアグリゲーションを導入へ
- 2016年06月07日
- 海外携帯電話
ロシアの移動体通信事業者であるMobile TeleSystems (MTS)はLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)で新たな組み合わせを導入することを明らかにした。
首都のモスクワでは2016年9月までにFDD-LTE方式とTD-LTE方式を組み合わせたキャリアアグリゲーションを導入する計画で、組み合わせはCA_3A-38Aとなる。
FDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)の10MHz幅とTD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 38)の20MHz幅を束ね、通信速度は下り最大187Mbpsとする。
また、FDD-LTE方式ではキャリアアグリゲーションを高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)の試験も実施している。
3CC CAの組み合わせはCA_3A-7A-20Aとなり、800MHz帯(Band 20)の5MHz幅、1.8GHz帯の10MHz幅、2.6GHz帯(Band 7)の10MHz幅を束ね、通信速度は下り最大187.5Mbpsに達する。
なお、Mobile TeleSystemsはすでにキャリアアグリゲーションを商用化しており、25の地域でCA_3A-7AおよびCA_7A-20Aの組み合わせを運用している。
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