フィジーのATHがクック諸島・サモア・米領サモアで携帯電話事業を手掛けるBlueskyを買収へ
- 2016年07月01日
- 海外携帯電話
フィジーのAmalgamated Telecom Holdings (ATH)とスペインを拠点とするAmperは、Amalgamated Telecom HoldingsがAmperの大洋州における電気通信事業を買収することで合意した。
Amperは傘下のBluesky Groupがクック諸島、サモア、米領サモア(アメリカン・サモア)、ニュージーランドで電気通信事業を手掛けている。
クック諸島ではBluesky Cook Islandsを通じて、サモアではBluesky Samoaを通じて、米領サモアではBluesky Communicationsを通じて移動体通信事業者(MNO)として携帯電話サービスを提供しており、ニュージーランドではBluesky New Zealandを通じてニュージーランドの移動体通信事業者であるSpark New Zealandの設備およびネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯電話サービスを提供している。
Amalgamated Telecom HoldingsはAmperよりBluesky Groupの事業を買収する計画で、大洋州における電気通信事業の拡大を狙う。
フィジーに本社を置くAmalgamated Telecom Holdingsはフィジーでは傘下のVodafone Fijiを通じて移動体通信事業を手掛けており、また2015年にはキリバスの移動体通信事業者であるTelecom Services Kiribati (TSKL)の買収を完了し、Amalgamated Telecom Holdings Kiribatiを通じてキリバスにおける移動体通信事業に参入した。
Bluesky Groupの買収には関係当局の承認が必要となるが、買収が成功すればAmalgamated Telecom Holdingsはフィジー、キリバス、クック諸島、サモア、米領サモアで移動体通信事業を手掛けることになる。
なお、Amalgamated Telecom Holdingsの主要株主はフィジーの金融機関であるFiji National Provident Fund (フィジー国立準備基金:FNPF)とフィジー政府であり、出資比率はFiji National Provident Fundが58.2%、フィジー政府が34.6%となっている。
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