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ロシアの携帯電話事業者MTSがFDD-LTEとTD-LTEを組み合わせたキャリアアグリゲーションを導入



ロシアの移動体通信事業者であるMobile TeleSystems (MTS)はLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)で新たな組み合わせを導入した。

これまでキャリアアグリゲーションはCA_3A-7AおよびCA_7A-20Aの組み合わせを導入しているが、新たにFDD-LTE方式とTD-LTE方式を組み合わせたキャリアアグリゲーションを導入しており、組み合わせはCA_3A-38Aとなる。

FDD-LTE方式は1.8GHz帯(Band 3)の10MHz幅、TD-LTE方式は2.6GHz帯(Band 38)の20MHz幅を利用し、それぞれ1コンポーネント・キャリアのみでは通信速度が下り最大75Mbpsおよび下り最大112Mbpsとなるが、キャリアアグリゲーションを適用することで通信速度は下り最大187Mbpsとする。

CA_3A-38Aのキャリアアグリゲーションは首都のモスクワで利用可能としており、Nokia Solutions and Networksの設備を採用した。

また、FDD-LTE方式ではキャリアアグリゲーションを高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)の試験も実施している。

3CC CAの組み合わせはCA_3A-7A-20Aとなり、800MHz帯(Band 20)の5MHz幅、1.8GHz帯の10MHz幅、2.6GHz帯(Band 7)の10MHz幅を束ね、通信速度は下り最大187.5Mbpsに高速化する計画である。

MTS

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