トルコのクーデター未遂で通信事業者Turk Telekomも被害を受ける
- 2016年07月16日
- 海外携帯電話
トルコで発生したトルコ軍の一部によるクーデター未遂に関して、トルコの通信事業者であるTurk Telekomunikasyonも被害を受けたことがトルコメディアの報道で分かった。
トルコ最大都市であるイスタンブールのカドゥキョイ地区に位置するTurk Telekomunikasyonの建物にクーデター側とみられるトルコ軍の兵士が押し寄せたとのことである。
Turk Telekomunikasyonは入口を閉鎖して対応したが、兵士と警察の間で衝突が発生し、一般市民にも負傷者が出たという。
警察が配備されて数時間後にようやく兵士は降伏し、Turk Telekomunikasyonの建物周辺では騒動が沈静化したとされている。
沈静化するまでTurk Telekomunikasyonは建物の閉鎖を余儀なくされたため、業務にも支障が生じた模様である。
Turk Telekomunikasyonは元国営企業で、2005年11月の民営化によりサウジアラビアのSaudi Oger傘下のOjer TelekomunikasyonがTurk Telekomunikasyonの株式の過半数を取得した。
Ojer TelekomunikasyonはTurk Telekomunikasyonの株式55%を保有し、トルコの財務省は株式30%を保有する。
Turk Telekomunikasyonは全額出資子会社のAvea Iletisim Hizmetleriを通じでトルコで移動体通信事業を手掛けており、ブランド名をAveaからTurk Telekomに変更して展開している。
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